【保存版】縮毛矯正を長持ちさせるシャンプー・アイロン・トリートメントのコツ|美容室コラム

「縮毛矯正を長持ちさせたい」。
その願いを叶えるには、施術直後の過ごし方と毎日のホームケアの積み重ねが何より大切です。
とくに施術後48時間の扱い方が仕上がりの持続力を左右します。
本記事では美容師の視点から、シャンプー・アイロン・トリートメントの正しい方法とコツをわかりやすく解説します。
今日からできるケアで、サラサラの質感をキープしましょう。
縮毛矯正を長持ちさせる「3つの基本」

- 濡らさない・圧をかけない・折り目をつけないという原則を48時間は徹底します。
- シャンプーは刺激が少ないものを選び、すすぎと乾かし切る工程を丁寧に行います。
- アイロンやドライヤーは温度と当て方を管理して、熱ダメージを最小限にします。
施術直後48時間の過ごし方

- 帽子やヘアゴムで強く結ぶ・耳にかけっぱなしなど髪に折り目がつく行為は避けます。
- 雨や汗で濡れたら、すぐに根元からドライヤーで完全ドライにします。
- 枕との摩擦を減らすため、髪を前におろして寝るか、シルク素材のピローケースを使います。
長持ちさせるシャンプー選びと洗い方

「長持ちさせるシャンプー」は、弱酸性で洗浄力がマイルド、保湿・熱保護成分が配合されていることが目安です。
成分名で見るならアミノ酸系(~ベタイン、~グルタミン酸)やヒートプロテクト(γ-ドコサラクトンなど)がヒントになります。
選び方 | 理由 | ラベルの目安 |
---|---|---|
弱酸性・アミノ酸系 | キューティクルを開きすぎず、仕上がりのツヤを保ちます。 | 〇〇ベタイン/〇〇グルタミン酸 など |
保湿・補修成分 | 硬くなりがちな毛先を柔らかく整えます。 | セラミド/加水分解ケラチン/植物オイル など |
熱保護成分 | ドライヤーやアイロンの熱ダメージを軽減します。 | γ-ドコサラクトン/メドウフォーム誘導体 など |
正しいシャンプー手順
- ブラッシングで絡みとホコリをオフして、予洗いを1~2分行います。
- シャンプーは手で泡立ててから頭皮中心にのせ、毛先は泡を通すだけにします。
- すすぎは地肌から丁寧に行い、ぬるつきがなくなるまでしっかり流します。
- トリートメントは中間~毛先にのみ塗布し、粗めのコームでやさしくコーミングします。
- タオルドライは押さえるだけにして、こすらないようにします。
アイロン・ドライヤーのコツ

熱の使い方を最適化すると、持ちとツヤが大きく変わります。
日常のセットでのアイロン温度は140~160℃を目安にし、同じ場所を何度も往復しないことがポイントです。
- ドライヤーは「根元から先へ」。
風量は強めで距離を15~20cmほど保ちます。 - 仕上げに冷風を当ててキューティクルを整えるとツヤが続きます。
- うねりが出た部分だけを少量パネルで取り、アイロンは1~2スルーで完了させます。
- 汗をかいた日は必ず乾かし直して、折れグセをリセットします。
トリートメントの活かし方

- デイリーは軽めのアウトバス(ミルクやオイル)で摩擦と乾燥を予防します。
- 週1回は集中マスクで中間~毛先を補修して、内部保湿をキープします。
- ドライ前にヒートプロテクトをなじませるだけで、仕上がりのもちが体感で変わります。
就寝前のひと工夫

- ナイトキャップやシルク枕で摩擦を減らします。
- 毛先にだけ軽くアウトバスをつけ、前におろして寝ます。
- 濡れたまま寝るのは厳禁です。
必ず根元から完全に乾かします。
やりがちなNG行動

- 高温アイロンの連日使用。
色持ちや手触りの低下につながります。 - 施術直後の強い結び癖や帽子の長時間着用。
折れ跡の原因になります。 - 強洗浄シャンプーの常用。
きしみや広がりを招きます。 - 濡れっぱなしで放置。
うねり戻りとダメージが進みます。
サロンでのメンテナンスが「最短ルート」

根元のリタッチは2~3か月を目安に、全体は状態に合わせて負担を最小限に計画するのが賢い選択です。
前髪や顔まわりだけのポイント矯正や、月1のメンテナンストリートメントも効果的です。
髪質・ダメージ履歴・ライフスタイルまで踏まえた施術設計は、美容院だからできるオーダーメイドケアです。
よくある質問

Q. 縮毛矯正後、カラーはいつから可能ですか?
髪の負担を考え、1~2週間あけるのがおすすめです。
同日施術をご希望の場合は、薬剤選定と順序を含めて必ず美容師にご相談ください。
Q. プールや温泉は影響しますか?
塩素や高温は乾燥を招くため、トリートメントと完全ドライを徹底してください。
当日はアウトバスで保護し、帰宅後は早めのシャンプー&保湿ケアを行います。
Q. 朝、うねりが出たときの最短リセットは?
根元を軽く霧吹きで湿らせ、根元からブローで方向づけした後に低温アイロンで1スルーします。
仕上げは冷風でキープします。
迷ったら美容師に相談を

髪の履歴やホームケアは一人ひとり違います。
自己流で迷うより、プロと一緒に「長持ちの設計図」を作ることが近道です。
当店では髪質診断からホームケアまで丁寧にご提案いたします。
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