【解説】縮毛矯正の流れと時間の目安

2025.09.10

はじめての縮毛矯正は工程や時間が気になりますよね。
本記事では「縮毛矯正の流れ」をわかりやすく解説し、カラーのベストな順番までまとめます。

仕上がりと持ちは「設計」で決まります。
あなたの髪質・履歴に合わせた処方で、まっすぐすぎず扱いやすい艶髪を目指しましょう。

縮毛矯正の流れ(サロン施術の全体像)

  1. カウンセリング|くせの種類、ダメージ履歴、普段のスタイリングを共有します。
    前髪は「流れる」デザインか、まっすぐ重視かをこの段階で決めます。
  2. コンディション診断|太さ・硬さ・既矯正部位を見極め、薬剤強度とアイロン温度を設計します。
  3. 前処理・保護|毛先やハイライト部を保護し、浸透ムラを防ぎます。
  4. 1剤塗布|根元〜中間を中心に塗布します。
    既矯正部は必要がある場合のみコントロールします。
  5. 放置・反応チェック|軟化の進み具合をテストし、流しのタイミングを判断します。
  6. お流し・ドライ|しっかりと流して水分量を整え、テンションをかけすぎないドライを行います。
  7. アイロン工程|根元は折れない角度で、前髪は丸みや流れを設計します。
    「流れる前髪」は根元〜中間はタイトに、毛先はJ〜Cカール程度に熱を逃がすのがポイントです。
  8. 2剤塗布|形を固定します。
    前髪のカールや流れが崩れないよう塗布量と放置をコントロールします。
  9. お流し・後処理|残留を抑える処理で艶と手触りを安定させます。
  10. カット・仕上げ|前髪の量感とラインを微調整し、再現性を高めます。
    仕上げでブローだけで前髪が自然に流れるかを必ず確認します。

縮毛矯正とカラーの順番・間隔はどうするべき?

基本は別日がおすすめです。
髪の負担を最小化するには「縮毛矯正とカラーの間隔を1〜2週間あける」判断が安全です。

  • 同日施術が向くケース|トーンダウンなど低負担のカラーで、髪の体力に余裕がある場合です。
    順番は「縮毛矯正 → カラー」が原則です。
  • 同日を避けるケース|高明度カラーやブリーチ履歴がある場合、ハイダメージ毛の場合です。
  • 前髪カラーの注意|顔まわりは細毛が多く繊細です。
    カラーは地肌への刺激と明度コントロールを慎重に行います。

施術時間の目安

長さ目安時間補足
ショート2.0〜3.0時間前髪設計で時短しつつ丸みをキープ
ミディアム2.5〜3.5時間中間のねじれや広がりを丁寧に補正
ロング3.0〜4.0時間ドライとアイロン工程に時間を要します
ポイント矯正(前髪)45〜90分前髪の「流れる」デザインに特化

初回や履歴が複雑な場合はカウンセリング時間をプラスで確保します。

仕上がりを長持ちさせるホームケア

  • 当日〜48時間|強い結び・耳かけ・深い寝ぐせは避け、折れ跡をつけないようにします。
  • ドライ|根元から完全に乾かし、前髪は流したい方向に風を当てます。
  • スタイリング剤|重すぎないオイルやミルクを毛先のみ。
    前髪は軽いバーム程度にとどめます。
  • 頻度|新生部の伸びに合わせて3〜6か月が目安です。
    前髪のみは1〜2か月ごとのポイント矯正で美しさを保てます。

よくある質問(FAQ)

Q.縮毛矯正のあと、前髪が流れないのはなぜですか?

根元の折れや薬剤の強さ、毛先までの過伸ばしが考えられます。
次回は根元のテンションと温度を調整し、毛先は丸みを残す設計に変えましょう。

Q.家で前髪に丸みをつけても大丈夫ですか?

低温のアイロンで一度だけ、Jカール程度に通すのがコツです。
ブロックを細かく分けず、サッと通すと折れ跡がつきにくいです。

Q.カラーはいつ入れるのが良いですか?

基本は1〜2週間あけると安心です。
同日なら「縮毛矯正 → カラー」が原則で、明るいカラーやブリーチは避けましょう。

まずはカウンセリングからどうぞ

あなたの髪の体力に合わせた「縮毛矯正の流れ」を設計すれば、毎朝のセット時間も短縮できます。
迷ったらカウンセリングだけのご来店も歓迎です。
写真や希望イメージをお持ちいただけると、より精度高くご提案できます。
季節やイベント前はご予約が埋まりやすいので、早めのご相談がおすすめです。

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